最初の週

更新が遅れてしまっていて、更新を待っている読者の皆さん申し訳ありません。

さて、オリエンテーションが終わって最初の週が始まりました。

いよいよ全体で8週間の最初の週が始まりました。

週の前半は今後クラスを進めていく上で、色々な場面で必要になるUNIXのコマンド(ディレクトリ間を移動するのに使うcd等、基本的なコマンド)に慣れる事が主な目的です。

今までフォルダを開く、目的のフォルダまで移動する等の動作は全てマウスで行っていたいたので、最初は少し違和感がありました。なんでマウスがあるのにわざわざターミナル(いわゆる黒い画面)でいちいちコマンドを打ち込まないといけないんだ!と最初は感じましたがターミナルでの操作に慣れると快適に感じ始めました。この週はそれだけでエンジニアに近づいた!とテンションが上っていました(笑)

週の後半は、Gitの使い方に慣れる為の授業がメインでした。Gitとというのは、ソースコードのバージョン管理に使用されているシステムです(自分や他の人がどういう風にコードを変更したかを過去にさかのぼって確認する事が出来る)。基本的にブートキャンプ中の宿題は先生がGithubに用意したリポジトリにあるソースコードを使ったり、中間試験のプロジェクト作成などは全てGitを使用するので、Gitの基礎を理解するのはとても大事な事でした。Gitはブートキャンプ中だけではなく、実際に多くの開発の現場で利用されているので、Gitの使い方に慣れるのはとても重要です。

これからブートキャンプに行こうと考えている方は是非基本的なUNIXコマンドとGitの使い方は予習していおく事をお勧めします。

第二週目に続く。

オリエンテーション

2015/10/26、朝。ブートキャンプ初日。

先週のうちに見学も済ませ、何人か友達も出来たのですが、この日はクラスメート全員と顔合わせ。やっぱり新しい人達との出会いは緊張します。

初日から遅刻はやばいので早めに家を出てバスに乗ります。僕が住んでいた所はEast Hastingsというちょっと治安がファンキーな場所だったので、バスから眺める景色は中々興味深いものでした。もし興味がある方はEast Hastingsでググってみてください。大体の感じが分かると思います。サンフランシスコに住んでいたのでああいう雰囲気は結構見慣れているのですが、バンクーバーも同じなんだぁなと変に関心してしまいました。


学校に到着し、既に到着しているクラスメートと軽い挨拶を済ませ、オリエンテーションが始まるのを待っていました。はやり他の人も緊張しているのか皆自分のスマホに向かっていました。何か気まずい・・(笑)


午前9時。オリエンテーション開始。

ヘッドインストラクターを筆頭にインストラクターの自己紹介が始まります。

ヘッドインストラクター「みんなこれからよろしく!俺は昔はミュージシャンだったんだ、だけど何故か今はプログラミングのインストラクターだよ(笑)」

インストラクター「実はここの卒業生なんだ。何かあったらいつでも相談してね。よろしく。」

他にも色々なバックグラウンドを持った先生たちの自己紹介が始まります。ここで驚いたのは、インストラクターの中でコンピューターサイエンスの学位を持っている人がそこまでいないこと。昔から趣味でプログラミングをしていたらインストラクターレベルまでになっている人が多いことでした。

スタッフの自己紹介が終わると、生徒の自己紹介タイムが始まります。

先生「じゃあ皆それぞれ自分のquirky thing(興味深い事)を一つ話してね!」

いやだなー!アイスブレイカー苦手なんです!

この時は、アメリカの滞在ビザが取れる予定だったけど駄目だった。カナダにくるなんて2ヶ月前まで考えもしなかったという話をしました。他の生徒は「俺はトップガンが大好きで100回は見てるんだぜ!」等色々ありました(笑)

アメリカとかカナダって初対面の時、お互いの壁を壊すために、自己紹介の時に+αで何かする文化があります。僕はちょっと苦手なのであまり好きでは無いんですが、ただやらないよりはやるほうがやっぱりいいですね。すぐ友達になれるので。


生徒の自己紹介タイムも一通り終わり、それから学校長からのブートキャンプをSurviveするためのアドバイスをいただきました。

  1. You are not going to be the smartest person in the class. (あなたはここで一番頭がいい人ではないので、変なプライドは捨てるように)
  2. Ask ask ask. (分からなかったらすぐ質問する事。分からなければ違う視点をもった他人に助けてもらいなさい)
  3. Don't work too much. (無理をしないこと、特に徹夜は駄目。その日の宿題が終わらせなくても睡眠はしっかりとりなさい)
  4. Go 120km for next 8 weeks!. (今後の8週間はあっという間に過ぎるから、車でいうなら120キロぐらいで飛ばしすぎず、でもスローにもならずペース崩さないように!)
  5. Enjoy! (じゃあ楽しんで!)

ざっとこんな感じのアドバイスをうけ、1時間半程度でオリエンテーションは終了。

ここから怒涛の8週間が始まるのでした。

学校見学

更新が遅れてしまいました。

さて、バンクーバーに到着。Airbnbで予約していた滞在先にも無事に到着し数日が経過、近くにNo Frillsというスーパーがあり、生活品はほぼ全て手に入るので助かりました。そこで事前にFBで友達になっていたフランス人の友達と共に学校見学に行こうぜ、という話になり、学校の近くのタコス屋で待ち合わせ。

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10月のバンクーバーは紅葉が進んでおり、とても過ごしやすい気温と湿度、住むには最高だろうなぁと感じました。


いよいよLighthouse Labsへ

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学校のエントランス。ジョブズのあの有名なクオートが載っかってます。

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エントランスから見る最初の景色。左側はLaunch Academyというスタートアップの為のコワーキングスペースになっています。

でん!クラスルームです。
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2週間前に始まったグループと4週間前に始まったグループの生徒達がもくもくとラップトップに向かっていました。この景色結構圧倒されます。おぉ、自分も来週からこんな感じで過ごすようになるのかと。

オリエンテーション編に続く。

カナダ到着

さよならアメリカ。
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2015年10月22日、7年住んだアメリカに別れを告げカナダ、バンクーバーに到着。
f:id:ryujignh:20160919215312j:plainサンフランシスコと比べて肌寒く、違う場所に来たんだなぁと空港を出てしみじみ思いました。

ちなみに日本人はパスポートだけで6ヶ月滞在できます。こちらもブートキャンプが終わったらカナダ観光するつもりで入国審査の際に帰国は3月31日の予定だと伝えると、審査官の顔が曇り始め、あれこれ聞かれる羽目になってしまいました。あぁ、やばい半年も滞在するなんて伝えなければよかった・・・と思ったのですが後の祭り、それから矢継ぎ早に滞在の目的、滞在先の住所、働く意志が無いか、学校の入学許可証と残高証明書を見せろ、と立て続けに質問をされ、念押しで最後にもう一度、お前はここにいる間働くことは出来ない、do you understand that?と念を押され、無事に入国許可が降りました。別にこちらは違法な事をするつもりは全くないのですが中々緊張する出来事でした。


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滞在先はAirbnbで予約していたのでそのまま空港タクシーから直接向かい、無事にオーナーにこれから3ヶ月自分が過ごす部屋に案内してもらいました。

猫の出迎え付きの部屋で、家賃は一月$750 CADと割りとリーズナブル。残念ながら部屋全体の写真を撮るのを忘れていました。




翌日、事前にFacebookで他のクラスメイトとは友達になっていたので合流し一緒にLighthouse Labsの見学へ。
見学編へ続く。

ブートキャンプ選び(カナダ編)

諸々の理由からアメリカのブートキャンプを諦め、カナダのブートキャンプに行いく事を決意。

 

バンクーバー市内で探してみるといくつか出てきますその中でも特に良さそうだったのがLighthouse Labs。当時カナダでは既にブートキャンプはアメリカと同じくブームになっておりこちらのサイトLighthouse Labs Reviews and Student Outcomes | Course Reportで学校の評判も確認出来ました。ここは他のブートキャンプのレビューも載っており、助かりました。

 

Lighthouse Labsについて

  • 学費:$8,000CAD(現在は$9,000)アメリカのブートキャンプに比べて大分安い。
  • 学生:海外から参加している生徒も多数。
  • クラスの人数:15~20名前後
  • プログラム:Ruby(Ruby on Rails)を中心とした8週間のWebプログラミングコース。
  • プログラムの内容はアメリカのブートキャンプと似ている感じRuby, Ruby on Rails, JavaScript, HTML, CSS先輩にも見て貰い悪くないという感想を頂く

 

それから他に候補に上がっていたCode Coreに通っていた人にともお話をする機会があり、実際に手を動かしながら学ぶスタイルがメインのLighthouse Labsに決めました。ちなみに学校の説明では朝に2時間のレクチャーの後、12+時間のコーディングエクササイズとなっています。

 

Lighthouse Labsに行くと決めた時点でビザの有効期限2ヶ月前迷っている時間も無いと思いさっそく入学を申込み数日後入学担当者とスカイプ面接を済ませいよいよカナダに行く行く準備が始まりました

ブートキャンプ選び(アメリカ編)

前回の記事で、ブートキャンプに行くきっかけを書きました。今回はブートキャンプ選び(アメリカ編)です。

当時サンフランシスコに住んでいた僕は、市内だけでも有名なブートキャンプがいくつかある事を知りました。その中でも特に有名な2校が以下になります。

 

Dev Bootcamp

devbootcamp.com

ここは全米で流行っているコーディングブートキャンプの草分け的な存在で、卒業生の多くがGoogleFacebook等非常に有名な企業に就職している事でも知られています。

 

Hack Reactor

www.hackreactor.com

こちらも優秀な卒業生を多数輩出しているブートキャンプです。こちらも卒業生の就職先はGoogle, Adobe, Microsoftやその他有名企業もろもろ。

また、どちらのブートキャンプも手厚いキャリアサポートがあり、プログラムが終盤に近づくと、卒業生を採用したい企業を招いて、生徒とのSpeed dating(5分程度学生と企業の採用担当者が直接顔を合わせて喋る)の場を用意、マッチングが上手くいけば次の採用段階に進めるなど、とても魅力的なプログラムを提供していました。

サンフランシスコに丁度住んでいるし、プログラミングを学ぶのにこの2校は非常に魅力的でした。

ですが、ここで問題が発生します。

 

  1. ビザの有効期限

学生ビザで滞在出来る有効期限が2ヶ月後に迫っており、どちらのブートキャンプもプログラムをビザの有効期限内で終える事が不可能。

  1. プログラムの費用

両ブートキャンプともにプログラム費が$14,000(¥1,624,000)以上する。エンジニアとしてキャリアをスタートすればあまり時間がかからずに元は取れると思うのですが、それはアメリカでエンジニアとして働いた場合だと思われます(サンフランシスコのJunior Ruby on Rails developerの年平均給与額は$90,000*ただこれは個人のスキルによって大きな開きがあると思います。

 

 
 

どちらにしろ自分には厳しい金額でした。

 

という事で、アメリカに滞在しながらブートキャンプに通うとう選択技はここで消えます。

ここからアメリカ以外でブートキャンプに行くというオプションを探し始め、カナダに行くことを思いつきました。まずカナダは今住んでいるアメリカから近いし、カナダドルは米ドルと違って円高(当時1カナダドル90円前後、1米ドル120円前後)でした。もしかするとかなり学費を抑えてブートキャンプに行けるかもしれません。

 

そこでカナダでのブートキャンプ探しが始まります。

ブートキャンプに行くきっかけ

ブートキャンプに行こうと思ったきっかけ。

 

プログラマってかっこよくないですか?

あの呪文の様なコードをさらさらっと書いて、自在にウェブサイトを作ってる。Facebook, Youtube, Twitter, Google, 今自分の周りにあるサービスを作った人達。

自分もそんな風になりたいな、HTMLは聞いたことあるな、よっしゃUdemyでHTMLコースを受講しよう、これで俺もプログラマになれるぜ。

 

なれませんでした。

 

コースを受けていて、自分が何が分かっていないのか分からない。え、サーバー?HTMLだけじゃダメなの?データベース?それにはSQLっていうのを学ばないといけないの?じゃあどれから勉強すればいいの?

なるほど、オッケー、プログラマってきっと頭が凄く良くて、数学が得意で、小さい頃からやっていないとダメなんだな。と勝手に思い込み、飽きっぽい性格の自分はあっさり挫折。自分の中でプログラマへの憧れは封印されました。

 

それから大学を卒業後いくつかの会社で働き、最後に働いた職場でエンジニアの先輩と出会いました。おぉ、あの呪文を操っている。凄い。かっこよかったです。それから憧れが再熱。その先輩にも色々相談にのってもらい、プログラマになるのは不可能ではないんだ、やっぱりプログラマになろうと決めました。ラッキーな事にその頃、僕のような人向けにプログラミングを教えてくれるブートキャンプが流行っていたので、行くことを決意。

 

いろいろと端折りましたが、それが僕がブートキャンプに行く事になるきっかけでした。

 

それから学校選びが始まります。それはまた次の記事で。